5月12日は、看護の日です。
約200年前に「クリミアの天使」と呼ばれたナイチンゲールが生まれた日を記念しています。
そして看護の日前後を看護週間として、看護について関心を深め、看護の心や助け合いの心を分かち合う期間としています。
世界で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症は、人々の健康や生活を一変させましたが、医療や介護の現場では、看護職による“いのち”を支える活動は変わらず続けられています。
また、今年元日に発生した能登半島地震では、地元看護職はもとより全国各地の災害支援ナースが被災された方々の支援にあたっています。
私の、そして大切な人の、ひとつしかない“いのち”
健康なときは気づかないけれど、病気になったとき、災害があったときに改めて、その尊さに気づかされます。私は中学生のときに突然父を亡くしましたが、“いのち”が消えるその瞬間は、鮮明に今も記憶に残っています。
少子高齢社会、多くの人々が亡くなる時代を迎える日本。
この国の尊い“いのち”を支えるのは、看護職です。
保健所や市町村で住民の健康を守る、保健師
助産施設や病院で女性とその家族を支える、助産師
病院や訪問看護ステーションで病気の回復を助ける、看護師・准看護師
身体だけでなく、心にも寄り添うことができるのが、看護職です。
人の“いのち”を支える仕事ってどんなだろう？
きっと答えが見つかるはずです。
看護フェスタ福岡2024で皆さまをお待ちしております。
公益社団法人福岡県看護協会 会長 大和 日美子
新しい命の誕生から一生を終えるまで、
看護職は人生の様々な場面に関わっていく仕事です。
生活の安全と健康をサポートする
仕事内容
赤ちゃんから高齢者まで、地域に生活している人たちが、健康な日々を過ごせるように健康相談や保健指導など、地域づくりの活動を行っています。
主な活躍の場
保健所／市町村／会社・事業所の健康管理室／病院／児童相談所／地域包括支援センター／福祉事務所／学校・保健所の保健室 など
命の誕生を助け、
女性の生涯に寄り添い力になる
仕事内容
出産の介助、妊産婦や新生児のケア、保健・育児指導等を行います。思春期、更年期など女性の健康全般を支えることも重要な仕事です。
主な活躍の場
病院／産婦人科の診療所／助産所 など
患者さんの痛みや苦しみに
寄り添い、励まし援助する
仕事内容
病気やケガ、療養している方などのお世話や医師の診療の補助を行います。人々の生命と生活を支える専門職として活躍しています。
主な活躍の場
病院／診療所／訪問看護ステーション／老人保健施設・老人福祉施設 など
看護師をサポートし、患者さんを援助する
仕事内容
看護師と同じように患者さんのケアを行いますが、医師・歯科医師または看護師の指示を受けて業務を行います。准看護師の仕事をしながら看護師を目指せます。
主な活躍の場
病院／診療所／訪問看護ステーション／老人保健施設・老人福祉施設 など
